道外の方は驚くかもしれませんが、札幌市内でも木が多い公園ならアカゲラは割りと普通にいます。初めて見たときは「え、こんな街中にキツツキがいる!」とわたしも驚きました。
アイヌの言葉では、「頭をトントン打ちつける」という意味の’’エソクソキ’’と呼ぶそうです。アカゲラ、オオアカゲラ、コゲラに共通する呼び名みたいですね。写真はアカゲラ(亜種エゾアカゲラ)です。
ざっと調べた印象ですが、哺乳動物に関するアイヌ伝承は多い一方、鳥に関するものはそう多くはなさそうです。
そんな中、アカゲラについて、身内の言うことを聞かない子供が神様からアカゲラにされ、虫だけを食べる罰を受けたという説話がありました。
アイヌ民族が、自然をどう捉えていたか、それを語る視点や道徳観がどうであったか、非常に興味深いです。
(撮影地:江別市泉の沼公園 2022/7/4)