鳥鳥喃喃

ちょうちょうなんなん~へぼバーダーのブログ from 北海道~

9分後

この日もコミミズクのポイントへ。前回4羽が飛び交ったあのポイントです。

 

chocho-nannan.hatenablog.com

 

あの日、バーダーの車は10台ほどでしたが、その後評判になったんでしょう。30台ほどが集まる騒ぎになっていました。

 

 

この日飛んでくれたのは1羽。逆光になることが多く、あまりいい写真にはなりませんでしたが、まずまず撮ることができました。

コミミズクといえば特異な顔がまず注目されますが、羽の模様が特徴的でとても美しいといつも思います。

 

 

今回のブログ、ここからが本題です。

【閲覧注意】でお願いします。最後に衝撃のある写真もありますので…。

 

 

 

徐々に暗くなって撮影が難しくなってきたので、引き上げることにしました。

どうせなら、最後にコミミズクが飛び去って行った方を回って帰路につこう。もしいてくれれば撮ってもいいし。

 

ゆっくり目に車を進めると、道路わきの草むらからノスリが飛び立ち、そのまま飛んで行きました。足には結構大きな獲物をつかんでいました。…少しだけ嫌な予感がしました。

 

道はぐるっと回って、さっき飛んで行ったノスリが降りた付近につながっています。

到着すると、ノスリが2羽と、地面に横たわる獲物。2羽目のノスリは獲物を嗅ぎつけてやってきたんでしょう。

やはり獲物はかなり大きい。気になって車を停めて降りたところ、嫌がったノスリは獲物を足につかんで、また飛び立ちました。

そのノスリの足先、ファインダーで捉えたのは、コミミズクの羽の模様でした。

 

コミミズク撮影の楽しさが完全に吹き飛ぶショックでした。

さっきまで悠々と飛び回っていた〈生〉の姿から、もはや動かない塊になってしまった〈死〉への、あまりに唐突で無残な変化。

ノスリとコミミズクはほとんど大きさの差がありません。襲ったノスリの方にもけがを負うリスクがあったはずです。それでも襲わざるを得ないほどノスリも空腹だったのか❔こんな自然界のリアルをみることになるとは思いませんでした。

 

飛翔するコミミズクに向けて最後にシャッターを切ってから、道ばたのノスリが飛び立つまで、わずか9分でした。

 

 

(撮影地:勇払郡 2023/1/29)