鳥鳥喃喃

ちょうちょうなんなん~へぼバーダーのブログ from 北海道~

大音声

鐙ふんばり立ち上がり、大音声をあげて名のりけるは、

「昔は聞きけんものを、木曾の冠者、今は見るらん、左馬頭兼伊予守、朝日の将軍源義仲ぞや」

平家物語「木曾の最期」)

 

声が大きい鳥として何を思い浮かべるでしょうか。

ウグイス?確かに、近くにいるはずと思ったら案外距離があったりしますね。にぎやかなオオヨシキリ

わたし、この鳥もそれに加えていいと思います。エゾセンニュウです。

かなり響く声ですよね。そのくせ、藪の中から出てこないかなりの引っ込み思案。目立ちたいんだか隠れてたいんだか…。

40分粘りましたが、この写真が限界でした(*_*;

 

 

漢字で書くと〈蝦夷仙入〉。〈仙入〉は、「こっそり入り込む」という意味の〈潜入〉と字義的に近いようです。

でも〈潜入〉では興醒めですし、〈仙入〉としたところに何とも趣があります。

 

(撮影地:札幌市茨戸川緑地 2022/6/26)