このブログの野鳥の写真ほとんどが、190万人が暮らす大都市・札幌で撮ったものです。北海道の自然の豊かさは言うまでもありません。
今朝鳥見に行ってきましたが、去年の今ごろ、今日行った探鳥地は閉鎖されていました。理由はヒグマの出没です。
ヒグマはその後市街地に迷い込んでしまい、住民や自衛隊駐屯地の隊員が大けがを負う事態になりました(レポーターとカメラマンを載せた車でヒグマを追い回したテレビ局の報道には、大いに疑問を感じます)。今年もヒグマの事故は起こりました。
ヒグマが人の近くに来るようになったのにはいろんな要因が複雑に絡んでいるでしょうし、人間の安全な生活を守る対策も容易ではないと思いますが、「予防的な」ヒグマ駆除を安易に進めていないのは幸いかなと思います。
無責任な夢想家と言われそうですが、ヒグマが出るほどの自然と共存する都市が実現できれば、それは人類史においても大きな到達点かなあ…。