この日は久しぶりに水場での鳥見。
日陰になるポイントなので、早朝や天気が悪い日はこの時期でも結構寒く感じます。
現れたのはウグイス。静かに水浴びをして去って行きました。
鳥見をするまでは、ウグイスがこんなに地味な見た目の鳥とは知らず、秋になってもいるのも知りませんでしたが、ウグイスに関する誤解は広く定着してますよね。
清少納言はこのように書いてます。
さるは、竹近き紅梅もいとよく通ひぬべきたよりなりかし。まかでて聞けば、あやしき家の、見所もなき梅の木などには、かしがましきまでぞ鳴く。
(枕草子・第41段)
「梅に鶯」は日本人の好きなモチーフだけど、梅にウグイスが来るなんて稀ですよね。多分いたのはメジロで、そこにウグイスの声が聞こえてきてたということでしょう。
いや、そもそも清少納言はそんな場面を見もせずにイメージだけで書いてないか❔
え~、わたし気になるのは後半の部分。「貧乏人の家で鳴いてる場合じゃねえぞ(宮中で鳴けっちゅうの)」と書いておられます。
おそらくインドア派であったろう、やんごとなきエッセイスト様ですからなあ。これぐらいの上から目線は当たり前か。