鳥鳥喃喃

ちょうちょうなんなん~へぼバーダーのブログ from 北海道~

静かな秋の朝に

北海道は着々と冬に向かっていて、峠では雪が降っています。

札幌の平均的な初雪は11月1日ごろなので、もう間もなくです。

 

この日は午前中札幌市内の遊水地へ。薄曇りでやや肌寒い感じ⛅

まだカモの姿は少なく、何かいないかと探すとオオバンがいました。

 

 

その向こうにまた別の鳥。遠くていい写真にはなりませんでしたが、冬羽のカイツブリでした。冬羽を見るのは初めてです。もうちょっと近くで撮れる場所はないかなあ。

 

 

しかし何とも静かな時間でした。人が物思いにふけるのは、秋が静かな季節だから?

秋の良さをしみじみと感じられるようになったのは、わたしが年を取ったからでしょう(;^_^A

 

(撮影地:札幌市東屯田遊水地 2022/10/17)

大きくて優雅だからねえ

遊水地付近の道端にポツンと車が止まっています🚙

ああ、なるほど。タンチョウを見てましたか。

道央にもタンチョウが帰ってくる季節になったのね。

 

 

回り込んで写真を撮ろうと車を動かしている間に飛ばれてしまいました。

まあでも、あの大きくて優雅な姿。そりゃあみんな撮りたくなりますよねえ。3羽ということは幼鳥を連れた家族ですか。

春まではこの辺にいてくれるかな(^-^)?

 

(撮影地:千歳市根志越遊水地周辺 2022/10/13)

渡る渡る

大きな沼や遊水地にはマガンやヒシクイが渡ってきています。

千歳市の長都沼を覗いたところ、ヒシクイオオハクチョウが集まっていました。ここはどうしても逆光になるポイントで、写真は良くないんですが…。

 

 

かなりたくさんの鳥が飛んできています。こんな感じです。

 

 

そのうちハクガンやシジュウカラガンも見れるかしら(。´・ω・)?

 

(撮影地:千歳市長都沼 2022/10/13)

団体様

今日も水場での写真です。

 

カラ類が入れ代わり立ち代わりでやってきた後、団体のお客様がやってきました。体は鮮やかな緑、眼の周りに白い輪っかの彼らです。

 

 

まずは1羽でやって来て、どんどん増えて5羽まで増えました。まるでお風呂で騒ぐ修学旅行生のような大騒ぎでございました。

 

おまけでクロジのメスの写真も付けときま~す📷

 

 

(撮影地:千歳市支笏湖湖畔 2022/10/13)

寒い中ごくろうさまです

北海道では、場所によって最低気温が0℃を下回り出しました。

この日は水場での鳥見でしたが、気温10℃ぐらいで日陰。

じっと鳥を待ってると…寒い🥶

9時から現地に入って、鳥が出てくれたのは10時過ぎからでした。

 

 

シジュウカラがでたあと、ヒガラ、ハシブトガラゴジュウカラとやってきました。

ヤマガラが来てくれれば、カラ類コンプリートでしたが。

ハシブトガラはコガラと極めてよく似た北海道固有亜種です。北海道での個体数は圧倒的にハシブトガラが多いと言われています。

ゴジュウカラシロハラゴジュウカラと言われる亜種になります。

 

それにしても…水浴び寒くないのか、不思議です。

 

(撮影地:千歳市支笏湖湖畔 2022/10/13)

取り違え問題

さてチュウヒのポイント、ときどきトビが飛んで紛らわしいことがあります。もう1種類紛らわしいのがいまして、下の写真のやつです。

 

 

ノスリです(翼角に褐色の斑がある方)。

 

〈野を擦る〉ように飛ぶのでノスリ、チュウヒは〈宙を飛ぶ〉が語源とされますね。

この2種類の鳥についてネットで時々見かけるのは、ノスリとチュウヒの取り違え疑惑です。ノスリホバリングをするし結構な高度を飛んでたりもするので、むしろ宙を飛ぶのはこちらではないか。一方チュウヒは地面に近いところをふわーっと、むしろこっちが野を擦るような飛び方。

名前を付ける際にこの2種類が取り違えられたのではないかという疑惑ですが、話の出どころはどこなのかしら?

 

 

この日、正面から飛んでくるノスリを撮影できました。北海道のチュウヒの多くは南に渡って冬を過ごしますが、ノスリは冬場も楽しませてくれます(^-^)

 

(撮影地:長沼町舞鶴遊水地 2022/9/27)

チュウヒサミット

1か月間ほぼシギチだけを追いかけました。この日はチュウヒを狙って遊水地へ。

チュウヒの飛び方って好きなんです。何の目的もなく散歩に出たかのような、ふわーっとした飛び方。独特ですよね(^-^)

去年もここでチュウヒを狙いましたが、そのときは納得のいく写真が撮れず。この日はまずまずの写真が撮れました。

 

 

ところで国内ではチュウヒサミットなる会議が4回開かれているそうです。一番最近では2017年。以下、日本野鳥の会のホームページからの抜粋です。

 

〈今回のチュウヒサミット2017は、チュウヒが種の保存法の対象になったことやメガソーラー開発で生息地が奪われている現状を広く市民に知らせ、全国で個人が行うチュウヒの研究や保護活動を一つにつなげるために開催されました〉

 

メガソーラー…考えてみればそうだよなあ。風力発電の風車が野鳥に悪い影響を及ぼすこともあるし、再生可能エネルギーを活用するにも慎重な判断が必要ですね。

そして、種の保存法

国内に生息・生育する、又は、外国産の希少な野生生物を保全するために必要な措置を定めた法律だそうです。鳥類では現在45種類に適用されているようです。

 

https://www.env.go.jp/nature/kisho/domestic/list.html

 

2015年のチュウヒの生息数は、全国で160~170つがいと推定されています。圧倒的に北海道が多く、本州以南ではなんと19つがいしかいない!

これ以上の絶滅種を作らないために、もっと積極的で具体的なアクションを起こさないと手遅れになるんではないか?

心配になります(._.)

 

(撮影地:長沼町舞鶴遊水地 2022/9/27)