鳥鳥喃喃

ちょうちょうなんなん~へぼバーダーのブログ from 北海道~

親子水入らず

2日前にあれだけたくさんいたガンの群れがこの日は全く見当たらず。鳥の渡りというのはわからんもんですねえ( ;∀;)

しかし、捨てる神あれば拾う神あり。畑のなかの小さな水路にタンチョウの親子が来ていました。親子水入らず、春までは一緒に過ごすようです。

 

 

ここは札幌市のおとなり・長沼町で、最近100年ぶりにタンチョウの雛が孵ったのが確認されたとのことで、保護に力を入れているようです。

 

タンチョウといえば求愛のダンスが知られていますが、まだ見たことがありません。調べたところ、2月から3月頃なんですね。

是非見てみたいけど、道央では難しいのかなあ。

 

(撮影地:長沼町舞鶴遊水地周辺 2022/10/25)

シジュウカラガン物語

道央にもガンの群れがしきりに飛び交う季節。

この畑にも次々とマガンやヒシクイが舞い降りてきていました。

 

 

ガンの群れを見ると自然と探してしまうのがシジュウカラガンとハクガンです。いました、シジュウカラガン。

 

 

初めて図鑑で名前を見たとき、「何、その冗談みたいな名前。ガンなのにシジュウカラ?」と思ったのを思い出します。頬にシジュウカラのような白い紋様があることが、名前の由来だとか。

 

江戸時代の文書にも〈しじうからがん〉の名前が出ているそうですが、20世紀初頭に繁殖地の千島に毛皮目的で持ち込まれたキツネの餌食となり、絶滅寸前に至ったとか。

今も昔も、人間がやらかすことっていうのは何とも…(-_-)

その復活の道のりを描いた「シジュウカラガン物語」という本があるそうで、これは読んでみなくては。

 

(撮影地:千歳市長都沼周辺 2022/10/23)

海辺のハヤブサ

この日は海辺の草原に来てみました。チュウヒかハイイロチュウヒのメスらしき鳥が出たのですが、すご~く遠いとこ。

 

さらに探鳥を続けると鳥が飛び立って、「オジロワシの幼鳥?」と思いましたが、残念ながらトビ。

そのトビが止まったところのそばに、うずくまるように別の鳥の姿が。ハヤブサでした。

トビが教えてくれたようなもんですな。

 

 

しかしどうして木の根っこみたいなのを運んでるんでしょうね?あれで巣を作るはずもないのに。

何はともあれ、ちょっと逆光でしたがいい出会いでした(^-^)

 

(撮影地:厚真町浜厚真 2022/10/23)

冬羽の彼が食すもの

先日初めて冬羽のカイツブリを見たのですが、「もう少し近くで見たいなあ」と思っていたところ、このところ立て続けに見る機会がありました。

ほんの少し近くなっただけで、そんなに近くもないんですけどねえ(-_-)

 

 

このカイツブリは何かくわえてます。アップにしてみると…

 

 

エビですね。いいモノ食べてるなあ(^-^)

 

(撮影地:厚真町・札幌市茨戸川緑地 2022/10/22・23)

未練たらたら…

お目当ての探鳥地に到着したら、見事に逆光になる時間帯。こりゃ無理だ。

じゃあここから近い別のポイントというと、8月末から散々通ったいしかり調整池。

…シギチの季節はとっくに過ぎているのに。もう今年はシギチ納めをしたつもりだったのに。でもまだ少しはいてくれるんじゃないか。

こうして未練たらたらの感じでいしかり調整池に向かいました。

 

ざっと見たところ、遠くにやや大きめのシギが数羽、オオハクチョウが2羽、ダイサギが1羽、カモ1羽。最盛期と比べると見る影もありません。

でもその数羽のシギが近づいてきてくれたではないですか!あんたたち、なんて優しいの( ;∀;)

 

 

アオアシシギですね。

自宅で写真を確認して気づきましたが、何か食べている。アップにすると小さな魚。

 

 

そういえば、シギチが何を食べているのか確認するのは初めてかも。

アオアシシギより小さなシギが飛んできてくれました。体の色が強すぎるようにも思うんですが、足は黒だったしハマシギかしら。

 

 

ということで、10月下旬の調整池の模様をお伝えしました。

 

(撮影地:石狩市いしかり調整池 2022/10/22)

復活の銀杏羽

たくさんの夏鳥が北海道から去ってしまっていますが、まだオシドリが残っていました。このポイントには4月初めには来てますから、もう半年を超えてますね。

 

chocho-nannan.hatenablog.com

 

夏場にはオスは銀杏羽をはじめド派手な全身の羽が抜け落ちて、何ともみすぼらしくなっていましたが、見事に復活。

 

 

そして、見てください。このイチャイチャ感。

 

 

といいながら、オシドリの夫婦は1年限定じゃなかったですかね。夫婦が生涯連れ添うのはツルやペンギンの話だとか。仲のいい夫婦には是非〈ペンギン夫婦〉の称号を…。

 

(撮影地:札幌市円山公園 2022/10/21)

冬羽のカンムリカイツブリ

狙いは別の鳥だったんですが、カンムリカイツブリを見つけました。

札幌近郊の街にはカンムリカイツブリが繁殖する沼があるんですが、そこはかなり大きいので近くで撮るのは難しいポイント。

 

ロバート・キャパの名言にこんなのがあると。

 

〈写真の出来がよくないのは、十分近づいていないという証拠なのだ〉

 

キャパの被写体は野鳥ではないし、何よりド素人とは写真のレベルが大違いですが、でもある程度大きく撮れるかどうかというのは探鳥地の選択の上でも重要ですよね。

文一総合出版から「新日本の探鳥地 北海道編」という本が出ていますが、焦点距離が少なくとも1000mmを超えないと話にならないようなポイントも結構含まれてます。そういう意味も含めるといい探鳥地ってなかなか難しい。

 

今日は今までで一番近くでカンムリカイツブリが撮れました。

 

 

早朝だったので明るさが足りないのと、太陽の光がどうしても赤くなりますなあ。

となると、いい時間帯に再チャレンジしたくなるのがバーダーの性…📷

 

(撮影地:札幌市茨戸川河畔 2022/10/21)