冬の道東といえばワシの楽園です。道東を旅したあるバーダーさんが〈スズメのようにワシがいる〉と書いてました。さすがにそれは大げさとしても、昨シーズンの冬にわたしも道東であきれる程たくさんのオオワシ・オジロワシを見ました。
今回の旅でも見た数は確かに多いんですが…少なくとも去年よりは少ない。道東としては、これはかなり少ないんではないか❔
今シーズンはどこか別の場所に行ってるとか、分布の問題なのか❔
生き生きとした姿を見せてくれたのは事実ですが、ちょっと心配です。
3泊4日の道東旅行中、すっきり晴れたのは最終日のみ😑
なかなかの雪が降った日もあったりで…⛄
そんな日にもある程度鳥が見れることを期待して、宿泊地の野付から1時間半のドライブで根室の漁港で鳥見をしておりました。
(撮影地:根室市コタンケシ川河口 2023/1/14)
(撮影地:根室市歯舞漁港 2023/1/14)
珸瑤瑁(ごようまい)漁港というところに行ったんですが、ヒメウの黒い体が日光を受けてメタリックな緑色に見えるのを、「あれなんじゃろ。ひょっとしてチシマウガラス❕❔」と勘違いしたり…。
(撮影地:根室市珸瑤瑁漁港 2023/1/15)
4日間の旅のうち、なんと3日も根室の漁港巡りをする羽目になったんですが、前日まではいなかったオナガガモの大きな群れが来ていたり…。
(撮影地:根室市トーサムポロ漁港 2023/1/16)
毎日通うと何かしら変化に出会うもんですね😄
1月中旬、3泊4日で道東に鳥見旅に行ってきました。
過去の旅先での鳥見は情報不足や何かと不慣れなところがあって、鳥果は芳しくないことが多いですかねえ😟
でも旅のわくわく感に加えて、一日中鳥見に時間を費やして夜は飲んだくれることが可能な背徳感がたまりません🍺
この時期の道東といえば野付半島でしょう。多い年はコミミズクが十数羽飛ぶと聞きますし、ハクトウワシやトラフズクが見られた年もあります。今回は野付に根室の漁港での鳥見を加えて計画しました。
今回のブログから数回は道東での鳥果の報告になります。
(撮影地:根室市コタンケシ川河口 2023/1/15)
旅行中すっきりしない天気が多くて、写真もぱっとしないかもしれませんが、お付き合いください<(_ _)>
運転していると、カササギが降りてくるのが見えました。
雪の上を歩いています。ほんの少し弾みながら、雪の上をひょうひょうと散歩でもするかのような足取り。なんだかいい感じでしたねえ😃
ところで、漫画「ちはやふる」を読んだ妻が、百人一首にはカササギを詠んだ歌があると言うのです。
かささぎの 渡せる橋に おく霜の 白きを見れば 夜ぞ更けにける(中納言家持)
いやいや、待て。現在は九州北部と北海道にしかいないカササギが当時は近畿にもいたなんて考えにくいし、都人がなぜカササギの歌を❔
調べたみたら、中国に七夕に関したカササギの伝説があるそうで。織姫と彦星が会うときに、カササギが広げた羽が橋になってくれて、2人が天の川を渡ったというもの。
伝え聞いていたカササギの七夕伝説を詠んだということでしょう。
確かに、カササギはなかなかきれいな鳥ですからね。伝説の題材になるかも。
鳴き声はかなり個性的ですけど😅
早朝から探鳥しますがハズレが続いて、妻と小学生の息子を載せた車内は沈みがち😧
すると後部座席の息子が、すぐ道端の木を見て「タカ、タカ❕」と声を上げます。運転席のわたし、助手席の妻ともに気づかず、通り過ぎてすぐでした。
ゆ~っくり車をバックさせると、木の枝の中にずいぶん小柄なタカがいます。ハイタカでした🤩
逆光気味でしたが。
いったん飛んで、また近くの木に。今度は順光で撮りやすくなりました。
おお~、いいですねえ。久しぶりのハイタカ。オスはこんなに小柄でしたっけねえ。逃げずに撮らせてくれました。
沈み切った車内が盛り上がったのは言うまでもありません。
鳥見の神さまは、ときどきこういう粋なはからいをしてくれますよねえ😆
(撮影地:むかわ町汐見 2023/1/8)
へぼバーダーの受難は続きます。
この鳥も冬の醍醐味ですね。ハイイロチュウヒ。
遠くを灰色のオスが飛んでいたんですが、とても写真になる距離ではありませんでした。オスも幼鳥のうちはメスと同じような模様なんだそうで。つい最近知りました(;^_^A
特徴的な模様のオスを撮れれば最高ですが、メスタイプの個体でも楽しませてくれます(^-^)
でも…ムズイわあ。まずなかなか近くを飛んではくれない。さらにピントが合ってない、後ろ姿になっている、光の向きが悪いなどなど…。
なんとか見れるレベルの写真は、この日はたった3枚。
へぼバーダーは時間をかけて数撮るしかないですね(=_=)