鳥鳥喃喃

ちょうちょうなんなん~へぼバーダーのブログ from 北海道~

番外編:優秀な札幌

札幌市人口190万人を超える大きな街ですが、それでいて自然との距離が近いのが大きな特徴だと思います。

だってねえ、ヒグマが出るぐらいですから…🐻

 

市内には大きな公園がいくつもあって、いい探鳥地になってたりします。

さらに札幌から車で1時間の圏内にもいいポイントがあるし、特定の鳥が狙えるところもあります(もちろん鳥に出会うにはタイミングや運はありますけどね)。

この地域で出会える鳥の種類を挙げてみます。道内では特に珍しくない鳥が、道外ではなかなか会えない鳥であるケースもありますね(逆のケースもありますが)。

 

オオワシオジロワシ、チュウヒ、ハイイロチュウヒ、コミミズク、エゾフクロウ

ヤマセミ

クマゲラ

タンチョウ

アカモズ

カササギ

コマドリノビタキ、ベニマシコ、ノゴマ

 

 

(上からコミミズク、ヤマセミクマゲラアカモズ

 

夏から秋にはシギチのポイントもありますし、冬の渡りの時期にはヒシクイ、マガン、ハクガン、シジュウカラガンなど。

 

わが家は鳥見歴3年4か月ですが、観察した種類は223種になりました。このうち、おそらく200種類は、札幌市内と周辺1時間圏内の地域で見ています。

探鳥のベースキャンプとして、札幌は非常に優秀な街だと思います。

 

冷たい川で

この日訪れた公園は川が流れています。この季節は雪が積もってこんな感じ。

雪の上の足跡はキタキツネでしょう。

 

 

運が良ければヤマセミに会える川です。その運というのがなかなか厳しいわけですが…💦

 

chocho-nannan.hatenablog.com

 

川に沿って歩いていると両岸からカラたちの鳴き声が聞こえてきます。彼らはいろんな鳴き方をするわけですが、「ジッジッ」という声がどうもカラではないような…。何の声だったかと考えて、ある答えにたどり着きました。目の前を飛んでくれたあそこで聞いた声だ。

 

chocho-nannan.hatenablog.com

 

カワガラス

しばらく待つと姿を現しました。この鳥も好きな鳥なんだよなあ😊

 

 

さらに歩くと、カワアイサのペアが。

おかしな話ですが、最近カワアイサを見るといえばもっぱら十勝港でした。

 

 

珍鳥や希少種を追うときは気負いみたいなものがあるし、テンションも上がって言わば〈狂騒〉みたいなところがありますよね。そればっかりだと少し疲れてしまうのは事実。

この日ヤマセミは出ませんでしたが、こうしてのんびり気分で鳥見を楽しむのも一興ですね。

 

(撮影地:札幌市真駒内公園 2024/2/19)

 

見返りエナガ

札幌の公園でカメラをもってちょこちょこと移動している集団がいたら、そこにはまず間違いなくシマエナガがいます。

 

この日も歩いていたらその集団に出会いました。そしてやっぱりいましたね、シマエナガ。「ジュリジュリ」という特徴的な鳴き声よりも、バーダーの群れの動きのほうがある意味では特徴的という…😅

 

 

やっぱりちょこまかと動きますが、この日は結構撮らせてくれました📷

見返りの画も撮れたりして。

 

 

さすがのアイドルだなあ。

 

札幌市の鳥、カッコウからシマエナガに変えちゃえばいいと思うんだけどねえ。そもそもシマエナガ留鳥だから年中いるし、北海道の固有亜種だし。

 

(撮影地:札幌市真駒内公園 2024/2/19)

 

赤くてネバネバで

この日は久しぶりに札幌市内の公園で鳥見。

ヤドリギが目立ついつもの木に鳥にシルエットが…。順光の向きに回って確認すると、おなかが黄色い。ヒレンジャクですね。

 

 

この日もヤドリギの実を食べて赤いネバネバ便。

 

 

レンジャクとヤドリギの共生関係をちゃんと理解したのは、つい最近でした。

写真を撮っていると、鈴のようなヒレンジャクの鳴き声が聞こえてきます。いいですね~😊

 

このところ片道3~4時間ぐらいの長距離移動の鳥見が続いて、そうなると行った先では「是が非でも撮らないと」と気負ってしまいます。

久しぶりに心地よい冷気を感じながら、リラックスした鳥見ができました。

 

(撮影地:札幌市真駒内公園 2024/2/19)

 

もうひとりのアイドル

北海道に来ると一般の観光客ですら撮影を試みるのが、〈絶対アイドル〉シマエナガですね。

スマホで一生懸命シマエナガを撮ろうとしてる方を見かけるけど、まあ無理でしょう。テレビがちゃんと説明したほうがいいよね。

 

その絶対アイドルに対抗できるのはこの鳥だと思ってたんですが、実は今回が初見。

ユキホオジロです。

 

 

思ってたより大きい。勝手にカラ類ぐらいの大きさを想像してました。

 

う~ん、かわいいですね。これはファンになるわ💛

 

 

そして警戒心はあまり強くないのか❔

以前野付にいったとき、ネイチャーセンターにユキホオジロを解説したパンフレットがあって、「2月は比較的警戒心が弱い」というようなことが書いてあったんですよね。

たまたまいい時期に撮れたということかしら。

 

これまた良き出会いでした😌

 

(撮影地:胆振地方 2024/2/18)

 

白+白

海沿いを走っていたらオジロワシが飛んでいましてね。

カラスのモビングでした。

 

 

(撮影地:苫小牧市弁天 2024/2/18)

 

かなりたくさんのカラスに、オオワシやらトビやなんかも近くをウロチョロ。草むらの中に続々とカラスが降りていきます。

これだけの鳥が集まっているということは、エゾシカの死がいでもあるんでしょう。カラスが圧倒的に多いので、猛禽のみなさんもなかなか手が出せないようでした。

こうして自然は循環してるんですなあ。

 

などと言いつつ、この日の目的の探鳥地に到着。

ホオジロ❔私も最初そう思いました。ライファーのシラガホオジロです。

 

 

上がオス、下がメスですが、やっぱりメスは地味ですね。

 

オスの頭の中央の白い模様を白髪に見立てたというのは、風情があっていいですね~😃

でもそうすると、ほっぺたが白くて頭が白くて、名前は白づくし。

 

 

メスは結構ちかくまで来てくれました。

しかし、ホオジロ類のメスの識別は、めんどくさくて頑張る気にならんなあ😅

 

 

この日も良き出会いに感謝💛

 

(撮影地:胆振地方 2024/2/18)

 

海鳥はどうだったのだ❔

前回、前々回の撮影地を見ていただくとわかるように、本当のターゲットは日高東部の海鳥でした。

ただねえ、この時はお日様ぽかぽか、風もほとんどない穏やかな日和でしてねえ🌞

つまり珍しい海鳥を探すには不向きな条件でした。

 

港に入ると、一部にシャーベット状の氷が…。やっぱり普段は冷えるんだなあ🥶

 

 

そう言えば世の中には「ふとうこう」というほとんど使わない言葉がありましたなあ。〈不登校〉ではなく〈不凍港〉。

 

やっぱり十勝港はカワアイサが多いなあ。オスばっかりで、メスはどこに行ったんだ❔

 

 

(撮影地:広尾町十勝港 2024/2/12)

 

庶野漁港では10羽を超えるクロガモの群れ。港の外が好きな鳥なのに、こんな穏やかな日に港の中にいるとは。これまでに見た中では一番数が多い群れかも。

おお、コオリガモのオスが1羽交ざってますな。十勝でコオリガモは初めて。

 

 

でも近づいてくれることなく、港から出て行ってしまいました😣

 

(撮影地:えりも町庶野漁港 2024/2/11)

 

別の港でクロガモ1羽が近くまで来てくれました。今度は是非ビロードキンクロを交えた群れでお願いしますよ~。

 

 

(撮影地:えりも町襟裳岬漁港 2024/2/12)